こんにちは、うめねこです。
今回は、初心者の方に向けて確定拠出年金のおすすめ設定をお伝えします。
こんな方におすすめ
うめねこも初期設定のまま数年放置していたので、もったいないことをしました。
確定拠出年金の運用商品を選ぶ上で、下記の2つのポイントに注目すれば間違いないです。
- 信託報酬が低いものを選ぶ
- インデックスファンドを選ぶ
信託報酬?インデックス?という方が居られるとは思いますが、説明しますのでご安心下さい。
1.信託報酬が低いものを選ぶ
まず、信託報酬が少ない運用商品を選ぶようにしましょう。
信託報酬とは、ファンドの運用・管理の報酬として支払われる手数料のことを言います。運用商品を保有している間はずっと差し引かれます。
つまり、
信託報酬が多い=手数料を多く払う必要がある
ということなので、信託報酬が低ければ自分に入ってくるリターンは多くなります。
信託報酬が高い方がちゃんとした資産運用をしてくれ、多くのリターンが得られるのではないかと思う方もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。運用会社は、自分の運用商品を選んでもらえるよう他社よりも信託報酬を低くし、多くの資金を集めるようにしているからです。
ちなみに、運用商品の中身は同じなのに信託報酬が異なる場合もあります。
「DCニッセイ日経225インデックスファンドB」と「ニッセイ日経225インデックスファンド」は、同じ内容の運用商品ですが、信託報酬が異なります。これは、「DCニッセイ日経225インデックスファンドB」が他社との信託報酬の値下げ競争で信託報酬を下げた新しい運用商品だからです。
これを知らずに「ニッセイ日経225インデックスファンド」を選んでいる人は、あえて多く信託報酬を払っていることになります。
こういうこともあるので、たまにログインして運用商品を見直すことも大事です。
では、信託報酬が高い・低いの目安はと言いますと、一概には言えませんが信託報酬が0.4%未満は低いと思っております。ちなみにうめねこは、信託報酬が0.2%のものを選んでいます。
2.インデックスファンドを選ぶ
次にインデックスファンドを選びましょう。
インデックスファンドとは、ある株価指数に連動した投資成果を目指す運用商品です。
株価指数とは、日経平均とかTOPIXとかニュースで一度は聞いたことがあるあれです。その株価指数に似た値動きをする運用商品ということです。
一方、アクティブファンドというものもあります。
アクティブファンドとは、ある株価指数よりも中長期的に上回る投資成果を目指す運用商品です。
アクティブファンドは、攻めた運用をするのでインデックスファンドと比較し信託報酬が高めになります。
説明を比較しただけだと、アクティブファンドの方がより高いリターンを目指しているので良さそうと思うかもしれません。実際の過去10年の比較チャートを比べてみましょう。
比較しますと、 アクティブファンドはインデックスファンドをあんまり上回ってないことが分かります。青線のアクティブファンドに関しては、負け続けています。
従ってアクティブファンドは、成績も特段良くなく信託報酬も高いことからインデックスファンドをおすすめします。
ちなみに預金(元本確保型)、保険(元本確保型)もありますが、確定拠出年金の本来の目的に反するためおすすめ出来ません。そもそも確定拠出年金は自分の老後資金を自己責任で運用する仕組みであり、運用益は非課税です。運用益がせっかく非課税であるのに、わざわざ年利の少ない運用商品を選ぶメリットはないと思います。
インデックスファンドでおすすめの運用商品は?
信託報酬が低く、インデックスファンドである条件であれば、該当する運用商品はだいぶ狭まります。しかし、
とまだ種類は様々です。
10年、20年後どうなっているかは誰にも分からないことなので、あとは自分で選ぶしかありません。将来伸びると思う運用商品にかけて下さい。
ちなみにうめねこは国内株式型:50%、先進国株式型:50%の割合で運用しております。
下記に、過去10年における比較チャートを載せます。 参考にして下さい。
- 赤線|国内株式型
- 青線|先進国株式型
- 緑線|新興国株式型
- 紫線|バランス型(初期設定運用商品)
過去10年における比較チャートで分かることは、初期設定されているバランス型はマイナスリターンになりにくいものの、年利は非常に低いことが分かります。
すべてのバランス型が悪いという訳ではありませんが、過去10年の成績で初期設定されていたバランス型よりも国内債券や先進国債券の方が安定していてリターンが良かったことは事実です。
以上のことから初期設定のままの人は機会損失している可能性があるので、チェックすることをおすすめします。信託報酬が低いインデックスファンドを選んで、老後資金を上手く運用しましょう!
免責
運用商品の最終的な決定は、ご自身の判断(自己責任)でお願い致します。本ブログ記載内容で損失を被った場合でも一切の責任を負いませんのでご注意下さい。