うめねこ分析

うめねこが色々な分析を記事にします。

イノベーションを大企業で興すには その1

こんにちは、うめねこです。

 

うめねこは、とある典型的な大企業にて研究・開発をしております。ただ、全然上手くいっておらず、会社の研究費を食いつぶすだけなので所属している部が会社に潰されそうです。

上手くいかない理由として同僚は上司が悪いなどと言っており、うめねこも同意する部分はあるのですが、上司が他の人に代われば上手くいくのかといったら決してそのようなことはないと思います。

ならばどうすべきだったのかということがあやふやになってしまっているので、イノベーションを興すを読んでどうすれば大企業で研究が事業化できるのか、自分が企業の研究部門でマネジメントする立場だったらどうすべきなのかまとめてみようと思いました。

 

イノベーションを興す

イノベーションを興す

  • 作者:伊丹 敬之
  • 発売日: 2009/12/17
  • メディア: 単行本
 

 

イノベーションを興すには

イノベーションを興すの本に書かれている内容として、重要なポイントを抜粋しました。

まずイノベーションとは、技術革新の結果として新しい製品やサービスを作り出すことによって人間の社会生活を大きく改変することであり、決して単なる新技術開発ではないとのことです。そのためには、下記の3つのことが大事であると書かれておりました。

  1.  筋のいい技術を育てる
  2.  市場への出口を作る
  3.  社会を動かす

これら3つの重要要素に関して、うめねこが所属する部はどうなのかについて考察してみようと思います。

 

1.筋のいい技術を育てる

筋の良い技術を嗅ぎ分ける力

イノベーションを興すためには、筋のいい技術を見つけ、その技術に研究・開発を注力していく必要があり、どの技術に注力するかは研究・開発方針に繋がる非常に重要な選択になります。従って、マネージャーは、筋の良い技術を嗅ぎ分ける力が求められます

ではマネージャーはどうやって筋の良い技術を嗅ぎ分けるのかというと、勘に頼るのが実態だと思います。ある技術が今後有望であるか否かは十分時間をかけた原理検証を行っていけばある程度分かることだとは思いますが、それではどうしても時間がかかってしまい、スピードが求められる企業の研究・開発においては好ましくありません。また、その検証内容が妥当かどうか判断するためには、マネージャー自身も一つ一つ詳細を把握できるよう学ぶ必要があり、最低でもその分野の基礎は学ばないといけません。しかしながら、実際はそのような時間はないためマネージャー、特に経営者は詳細を知らない状態でその技術が筋が良いかどうかを判断しなければなりません。従って、技術の選球眼が優れている人がマネージャーもしくは経営者であるかどうかがまず重要なポイントです。

 

うめねこのマネージャーのケース(筋の良い技術を嗅ぎ分ける力)

うめねこのマネージャーはどうかと言いますと、マネージャーの専門分野は所属している部の専門と全く異なるため基礎知識は不足しております。そして、残念ながら筋の良い技術を嗅ぎ分ける力はなく、リスクを取りたがらないため、自分でその技術が良いかどうか判断することは出来ません。何でもかんでも部下に一つ一つ原理検証を細かくさせます。新たなことを提案してもまずは否定から入り、説得するのに非常に骨が折れるタイプです。部の方針をはっきりさせることが出来ないのですが、思い込みが強くマネージャーが一度そう思ったことはなかなか考えを変えない頭の固いタイプです。

従って、筋の良い技術を嗅ぎ分ける力は持ち合わせていないため、部下が良い提案をしてもすぐ潰してしまい、筋のいい技術を育てるどころか、筋のいい技術が生まれることも出来ない状態です。

 

勘に頼る以外の筋の良い技術を嗅ぎ分ける方法

勘に頼る以外に頼るべき情報はないかというと、一般的に引用されるのがその分野のロードマップです。しかし、イノベーションを興すの本にはロードマップはおすすめされておりません。理由としては、ロードマップは権威のある教授陣によって作られるため、研究費を獲得するための魂胆含まれていることから嘘も多いと思われます。うめねこの分野においても、高い目標を掲げただけの内容で具体的な方策は書かれているもののロードマップ通り研究は進んでおらず、これを参照して企業が研究・開発しているのなら大幅な計画倒れになっていることと思われます。学術論文や学会なども研究費を獲得するために、将来的な展望を誇称していることが一般的であることからこれらも参照すべき情報ではありません。

 

では、どこから情報を入手すべきかというとその分野の有識者と対話して聞き出すことが最も有用だと思います。上記で、教授陣が作ったロードマップは参照すべきでないといいましたが、教授や研究者と対話して聞き出すことは有用だと思います。正直ベースでその技術が実用化されるまで何年かかるのかなどをちゃんと聴き込むことが出来れば、非常に有益な情報になります。ロードマップではこう書いてあるけれど、実際はまだ実現は出来ておらず実用化まで程遠い等の話を聞けると思います。

会社であれば、その部のキーマンだと思われる人に聞くことが一番でしょう。そのキーマンが出来ないと言うのであれば、もちろん100%出来ないということではありませんが、実際に取り組む人がそのように考えているその事実を重く受け止める必要があると思います。厄介なのが社内の年配者のエセスペシャリストです。その部のキーマンは自分が取り組む内容になるため、その発言に責任を持ちますが、彼らは自分に責任がない分、適当なことを言う恐れがあります。また、自分が経験していた内容しか知識として持たず、情報が古い可能性がありますので却って悪い情報を入手する恐れがありますので、誰から情報収集するか注意が必要です。

残念ながら、うめねこの上司は社内の年配者のエセスペシャリストの意見は聞き、キーマンの意見は全く耳をかしません。年下の意見なぞ聞くぐらいだったらという気持ちからそういう行動に至るのでしょうか?

 

その2に続きます。

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