今週のお題「鬼」
こんにちは、うめねこです。
今日、看護師の妻があまりの辛さに病院で泣いたそうです。一緒に働いた同僚も泣いたとのことでした。
メンタルが鬼のように強い妻ですが、その妻が泣くほど今の医療現場は悲惨とのこと。
妻が勤めている病院は、深刻な看護師不足に陥っているようで、先々月に三人、先月に一人、先々週に一人、先週も一人看護師が辞めたようです。そして来月に三人退職を控えています。
精神的に追い詰められて休んでいる看護師も二人いるそうです。
が、人員の補充はゼロです。
なぜ、看護師が辞めていくのかというと、まず新型コロナウイルスの影響があります。日経新聞によると、
昨年9月の調査で、労働環境の変化や感染リスクなど新型コロナを理由に離職した看護師がいると答えた病院は15.4%
家族に反対もしくは気を遣って辞めた人は多くないと思います。
うめねこの妻はコロナ病棟では働いていないのですが、新型コロナ疑いの患者と接することはあります。一度、濃厚接触者になりました。
熱が出たりして、新型コロナ疑いがある患者と接する場合、その都度防護ガウンを着て厳重な対応を強いられるそうです。
普段の業務+新型コロナウイルス対策で業務を圧迫しているようです。
また、そもそも看護師という仕事が大変であるということが、看護師不足の原因でもあります。看護師の仕事は、
- きつい
- 汚い
- 危険
- 帰れない
- 給料が安い
- 休暇が取れない
- 婚期が遅れる
- 化粧のノリが悪い
- 過酷な労働環境
の9Kと言われているそうです。
9Kのうち、「きつい」、「帰れない」、「休暇が取れない」、「婚期が遅れる」、「化粧のノリが悪い」、「過酷な労働環境」は、人手不足が原因であると思われる項目です。
看護師が増えれば、仕事が楽になり、ストレスがなくなり、化粧のノリが良くなり、休暇を取りやすくなり、婚活する時間も増えるため、9Kから「汚い」、「危険」、「給料が安い」の3Kになります。
看護師不足を解決するには、もう給料を上げるしかないんじゃないかと思います。
看護師の資格を持つが、現在は職から離れている潜在看護師は推定70万人いるとのこと。看護師として復職してもらうためには、看護師の給料を上げる以外いい案が思いつかない。
医療現場の現状は、非常にシンプルで、
という悪循環。もうどうしようもない状態。
過酷な環境にこのままだと妻も体と心を壊しそうなので、辞めさせてあげたいと思ってます。